木星人との相性

木星人 vs 土星人

この組合わせは土星人の育った家庭や歩んできた半生がどうであるかによって、二人の将来も大きく違ってきます。
そういう意味で、この組合わせの相性はとても複雑です。
たとえば土星人が家柄のしっかりした家庭の出であれば、この二人の組合わせは逆に大衆的・下町的な気がただよう相性となります。
一方、土星人が家柄も普通で、しかもそこから独立している場合にはこの二人の相性は高貴・高尚に転じていくのです。

換言すれば、もし木星人が庶民的なぬくもりのある家庭を築きたければ家柄のしっかりした家庭の土星人の娘さん(息子さん)と結婚しなさい。
逆に、精神的に厳格さのただよう家庭を作りたければ家柄などどうでもよく、とにかく一匹狼でやってきたような土星人の女性(男性)と一緒になりなさいと言えるのです。

しかし、どちらをとるかは木星人の考え方の問題であるとしてもこの二人の結びつき自体はとても吸引力の強いものです。
お互いがお互いを高め合う相性と言えるでしょう。

が、それでも大きな問題があります。
そういう互いに相手を高め合ういい相性となるのは二人が文字どおり“二人だけの世界”に住んだときです。
これに親や子、親類縁者、兄弟、友人などいわゆる不純な要因、俗に言う“雑音”が入ってくるとこの二人の間で気を通い合わせることは大変困難になるのです。

見方を変えればこの二人のどちらかが友人を大切にする人なら、その友人があなたたち二人の世界を壊す邪魔者になる恐れがあります。
現代社会は「隣は何をする人ぞ」という具合に個人主義に徹しきろうと思えば徹しきれなくもなく、その場合には二人だけの夢の世界ができあがります。
しかし、それも子どもができるまでの話。
子どもができるとその子が二人の間にただよい合う気を掻き乱す原因になるのですから問題はやっかいです。

この組合わせのカップルは時には子どものいない日をつくるとか、またふだんの日でも子どもを早く寝かせつけて一緒に音楽会や映画鑑賞に出かけるなどできるだけ“二人の時間”をつくるような努力をしなければいけません。

木星人 vs 金星人

家庭にドスンと安住し保守的で頑固な木星人と、逆にとても近代的で合理・合法的に進もうとする金星人、この二人の出会いは最初のうちはいまひとつ噛み合いません。
お互いに育ってきた世界が違うため意見を交わしてもなかなか相容れられずかなり衝突するのです。

と言って、だから悪い相性というわけではありません。
衝突はするがしかし、その衝突をこやしにし衝突しながらおたがいに研鑚し合って成長するという相性なのです。
換言すれば、出発点においては波瀾があるけれども時間の経過とともに相手のよさがわかり、また自分にないものを相手の中に発見して親交が深まっていくという、ある意味では理想的な相性のパターンの一つです。

むろん、時間の経過とともによくなる相性ですから男女関係においては恋愛期間が長い“永すぎた春”になるほど「吉」。
知り合って即結婚という形の場合は往々にして相手のよさがわからないうちに離婚してしまうことが少なくありません。
ことに、年齢的に若い時期に結婚するとその傾向が強いでしょう。

ところで、この組合わせは“子孫の繁栄が約束される相性”でもあります。
若くして結婚した場合にはできるだけ早くお子さんを得られるよう努力してください。

最初は苦労がつきまといますが、夫婦生活が長くなるにつれて穏やかな笑顔の絶えない家庭になり、やがて二人の間に生まれた子どもがあなたたちに人もうらやむような収穫を持ち帰ってくれるでしょう。

そういう意味でこの組合わせの相性は“初めチョロチョロ、中パッパ、赤児泣くともフタ取るな”
多少の波瀾があっても辛抱し、気を通わせつづけることが大事なのです。

木星人 vs 火星人

このカップルの相性は良いか悪いかのどちらかにハッキリと明暗が分かれます。
まず「明」の場合から申しあげましょう。
この組合わせが落ち着きのあるゆっくりとした確かな歩みの人生を送るには理性と知性が要求されます。
逆に言えば理性と知性がそなわっている場合に限り、この組合わせは落ち着きのある着実な人生が送れるいい相性になるのです。

なぜなら、火星人は感覚人間で奇人・変人的な性格を持っています。
プライドが高く直情径行型で、しかも主体性はなし。
朝令暮改を日常茶飯事に行います。
しかも「水守の星」でお酒が大好きときているから始末に負えません。
この人に対する毀誉褒貶が多いのもこの性格と無縁ではありません。
一方の木星人は家庭人の星です。
しかし、外観は別として、内面の本質はネクラです。

ネクラな木星人と主体性のない火星人、これではどう考えてもつかみどころの無いてんでんバラバラな印象です。
ですからこの二人がまとまりをつけるためにも理性と知性、すなわち精神面の修養が必要になってくるのです。
あるいは、日常の生活の中に奉仕活動や宗教的な慈善運動、ボランティア活動などを通じて精神的な喜びを見いだすようにすれば、この組合わせは、とてもいい相性となります。

しかしそういった精神面の充実をおこたり、ただ単にギラギラとした現実面での欲得にかられた行動を起こすとあまりいい相性になるとは言えません。
また、理性や知性を磨くというのは精神活動の中でもいわば静的活動です。
そういう意味でこの組合わせはつねに静かに人生を考える時間を持たなければなりません。

通常、精神面の修養がそなわるのはかなり年配になってからですので、言葉を換えれば晩年に出会うならいい相性だがあまり若いときに出会うと破局の危機をつねに背負って生きなければならない、と言うふうに言えるでしょう。
いずれにしても精神面を充実させる活動ができるかどうか、それがこの組合わせのカップルをいい相性にも悪い相性にもする決定的な要因です。

木星人 vs 天王星人

このカップルは木星人から天王星人をみても、天王星人から木星人をみてもひじょうにいい相性です。
好き嫌いは別にしてお互いに何か惹きつけ合うものを持っているという相性なのです。

それは天王星人が夢みるロマンチストであり、一方の木星人は地道な努力家という「おしん」型人間であるからに他なりません。
すなわち、木星人から天王星人を見ると自分にはまったくない世界を持っているため、「ああ、あのような世界もあったのか」と目を見開かれる思いが湧き起こるのです。

頑固一徹で、人の意見になど絶対耳を貸さない木星人が天王星人のルーズな優柔不断さをみて目が洗われる、というのもヘンな話ですが私たちの人生には自分には理解できない世界を持っている人間になぜか惹かれるということはよくある話です。
木星人から見た天王星人がそういう相性なのです。

大地に根を張り、石橋を叩いても渡らないと言われるくらい鈍重で慎重な木星人が、唯一天王星人と出会うと冒険心が芽生えてくると古来の六星占術教本には記述してあります。
まさに両者の間にだけ漂っている気のやりとり(交流)がもたらす不可思議な現象と言えましょう。

木星人の頑固さはやわらぎ、一方天王星人のロマンチストで博愛主義な生き方には地道な実行力が加わります。
二人は互いに精神的成長が期待できる、とてもいい相性です。

むろん結婚を考える男女の相性としても申し分ないことはいうまでもありません。
天王星人は愛情の深さとだらしなさの両面を持ち、セックス面ではとくに快楽に溺れがちなのですが朴訥な木星人がブレーキの役目を果たし、この面でも調和のとれたほどよい関係となるのです。

統計をとってみても離婚率の最も低い組合わせがこのカップルでした。
ただし、この理想的な組合わせで、一つだけ不吉な相性をもたらすケースがあります。
それは木星人が<生月殺界>で生まれるケースです。
生月殺界とは、自分の生まれた月の運気が<乱気><陰影><停止><減退>の殺界期である星回りのことをいいます。

木星人 vs 木星人

現在結婚している人はともかくこれから結婚しようとしているあなたと、あなたの相手との組合わせがもし木星人同士なら「その結婚は、できることなら思いとどまりなさい」とはっきり申しあげます。
それは中国古来の六星占術の教本にも、ちゃんと出ているのです。
<木星人同士は、人生観や価値観は同一殺界同士で、共通する面があり、気質的にもよく理解し合える間柄である。が、この組合わせの相性は、ときとして、まったく相容れない間柄になることがある……>と。
つまり、あうんの呼吸になるかまったく無視し合う間柄になるかのどちらかだと言うわけですが後者のケースになることのほうが圧倒的に多いのです。

でも、木星人は家庭を大事にする星。
だったら木星人同士が一緒になれば理想的ないいファミリーができるのではないか、という疑問を持たれる人もいるかもしれません。
確かに木星人は、男ならマイホームパパになる傾向があり、女性なら貞淑な妻になる家庭人タイプですが、でも考えても見てください、木星人は保守的で地味なタイプなのです。
発展性のない木星人にもう一人木星人がくっつく。
考えただけでもいつも後ろばかり向いて小さく肩を丸めて暮らしているような淋しいイメージが浮かんできます。
そういう組合わせの家庭がはたして理想といえるでしょうか。

家庭というのは愛の巣であると同時に、人格の違うもの同士が一緒になり互いに授け合い、そこを出発点にして大きくはばたく踏み台となるものでなければいけないはずです。
それにこの組合わせの場合、発展性がないくせいに気ぜわしい世界をつくり、家庭が落ちつきのないものになります。

おたがいに理解はし合えるけれども妥協点が見出せない。
「わかった、わかった」といいながらすぐに「でもなあ……」と続けるクドい夫婦になりがちなのです。
これでは、家庭は憩いの場ではなくなります。

もし、この組合わせが結婚するのなら舅や姑と同居することを考えてください。
それならば二人の間の気ぜわしさがいくらか和らぎ、救いのある家庭となる可能性があります。

木星人 vs 水星人

この組合わせの相性は、本来なら<水と油>です。
つまり、水星人は、クールな利己主義者で“結婚よりは恋愛”“結婚しても浮気大好き”という典型的なプレイ派です。
家庭運に恵まれずまた、子どもを持つと衰運に向かう星回りの持ち主でもあります。
一方の木星人は石橋を叩いて渡る堅実な性格で、努力と忍耐の人生を地でいく古き伝統を重んじるタイプです。
家庭運もあり子どもができるとさらによくなるという星でもあります。

この二人が“対等な関係”でつきあうと、百パーセントうまくいきません。
ところがこのカップルは男女の性別と、どちらがリーダーシップをとるかによっては理想的な相性となるケースがあります。
第一には、<木星人の男性>→<水星人の女性>で木星人の男性がリーダーシップを取ったとき、すなわち亭主関白の家庭になったときです。
木星人の男性が亭主関白でそれに水星人の女性が付き従っていくという形なら、これはもう理想的なベストカップルとなります。
そしてこれに次ぐのが<木星人の女性>→<水星人の男性>で木星人の女性が家庭の実権(サイフのヒモ)を握ったとき、すなわちかかあ天下になったときです。

その理由を説明しましょう。
一般に水星人と木星人を並列に並べたとき水星人は木星人の影響をとても受けやすい性質を持っています。
このカップルを見るとだいたい木星人の強引さ、粘り、執念によって水星人が引きずられる形で結婚しているケースがほとんどです。

木星人の男性が水星人の女性を妻にした場合、木星人の重厚さが影響して水星人のキラキラ感がすりガラスを通したような穏やかな光り方に変わります。
表面だけでチャラチャラしていた軽さが内面からにじみ出る美しさに変わり、しっとりとした落ちつきが出てくるのです。
そのうえ木星人の亭主は水星人妻のソフトムードの感化され、ヤボったさ、泥臭さが薄れていきます。
すなわち、外に向かう前進力が出てくるのです。

もう一つ木星人の女性がかかあ天下となるケースはどうでしょうか。
このケースでも木星人の女性のほうが水星人の男性に影響力を行使しいつの間にか木星人の妻はかかあ天下に、水星人の亭主はムコ養子のような感じに自然になっていきます。
そして木星人の妻が財布のヒモをしっかり握って家庭を守り水星人の夫は外に出てお金を稼いでくるという、これはある意味で旧来の日本人が理想とする構図となるわけです。

ところがこのケースでは問題が一つあります。
それは妻のリーダーシップ、かかあ天下ぶりをどの程度にとどめておくのかという亭主操縦術のカンどころの問題です。
ある程度までは水星人の亭主の“浮気グセ”を大目に見てやるのか、それともがっちりと尻の下に敷くのかひじょうに微妙な問題と言わざるをえません。
もしブレーキを掛けすぎると水星人の亭主の発展性、前進力を殺ぐことにもなりかねないからです。