金星人との相性

金星人 vs 土星人

この組合わせはちょうど大人と子どもが一緒になったような相関関係になります。
もちろん大人は土星人で金星人が子どもです。
金星人の子どもっぽい行動を精神の世界にいる土星人がやさしくいましめてあげる、そんな構図がすぐに頭に浮かんできます。

また逆に金星人は現実主義者で足が地についた生き方をしています。
それに対して土星人は、精神の世界に住んでいて現実から遊離する傾向があります。
すなわち現実の人間社会にあっては金星人が大人で、土星人が子どもと言うふうにも言えるわけです。

そういう意味でこのカップルは素晴らしいの一語に尽きます。
男女の年齢や人生経験、精神的な修養度、稼ぎ、などのいろいろな要素にり土星人が上位にきたり逆に金星人が上位にきたりとその時々で変わるでしょう。

元来金星人は要領がよすぎて上っ調子なため人間が軽い印象を受けますが、土星人と組むことにより人間的な重みが加わります。
また、名誉より実利を優先してきた金星人の内面に名誉欲が生じ、適度な節度と品格が備わるでしょう。
すなわち、金星人は土星人によって精神面の充実が図られるわけです。

一方土星人はと言うと、潔癖なあまり“武士は食わねど高楊枝”的な融通が利かない性格が金星人の運気を吸収する事により、現実的な広がりと適応力を持ってきます。
俗に事業で成功した人や会社にはこの金星人と土星人の主従関係、社長と補佐役の組合わせがとても多いと言われています。

むろん、家庭においても申し分ない相性です。
あえて付け加えれば、家庭では金星人が主導権を握るとよりベターでしょう。
男性と女性ならば、土星人が女性のほうがよりよいはずです。
しかし、金星人が女性であってもその場合は女房主導の内助の功が働きますから、これはこれでいい相性の夫婦になります。

金星人 vs 金星人

この組合わせは“多成多敗の相性”です。
大きく成功する可能性もある反面、大きく失敗する危険性も抱えています。

金星人は六星の中でももっとも前進力、攻撃力の強い運気を授かっています。
その金星人が二人で感化しあいながら行動を起こすのですから中途半端なはずがありません。
性格や特質はまるっきり一心同体ですから、争ったり言い合ったりすることもなく怒涛渦巻く超人パワーで突き進みます。

しかし、ものごとは何によらず激しければ良いと言うものではありません。
とくに人間は社会生活を営んでいる動物であり、二人だけがよければ周囲はどうなってもかまわないと言う考え方は絶対に通用しないのです。
この組合わせは大成功を収めますが、その反面、あまりにも激しく進みすぎて空中分解してしまう恐れもあります。

たとえば仕事が忙しすぎて体をこわしたり、激しく突き進むうちに周囲の人との間に摩擦が生じ、総スカンを食って精神的に窮地に立たされたり、また物質的には大きな財産が残せても、それによって人間にもっとも大切な心が失われたり。
いずれにしても伸びきった弓の弦が意外にもろく切れるように大車輪で突進したツケは必ず自分たちに戻ってくるのです。

金星人同士が結婚して家庭をつくり金星人の性格のままに突進して成功者になった場合、その家庭の中の最愛の人が亡くなると言われています。
妻か夫か、あるいは子どもか本人になるか、それはわかりませんが六星占術でこのようなデータが出ていること自体、無軌道な突進を強くいさめている何よりの証拠ではないでしょうか。

金星人はある意味で“楽天の星”です。
何をやっても食うぐらいのことはやっていけるし他の星人よりもはるかに苦労せずに世渡りができる運気のもとに生まれています。
でも、だからといって調子に乗りすぎてはいけません。
腹八分目こそ金星人が常に自分に言い聞かせなければならない座右の銘です。

しかしそうは言っても金星人がペアを組めば、ブレーキ役がいないためについつい突っ走ってしまいます。
やめろといっても止まらないでしょう。
よくよく自重を促したい組合わせといえましょう。

金星人 vs 火星人

これは、非常に面白い相性の組合わせです。
まさか!と耳を疑うような玉の輿に乗る女性が出てきたり、ただのしがないサラリーマンが一夜にしてシンデレラボーイになったりする組合わせを見ると、この相性のカップルがとても多いのです。
そういう意味では、お互いに幸運を持ってきてくれる相性と言えるかもしれません。

それは二人の相性を見てもわかります。
火星人はマイペースでプライドが高く金を持てばパッパッと使ってしまう、まあ言えば計画性ゼロの衝動的人間です。
芸術的な才能は持っていますが少し奇人・変人的でもあります。
一方の金星人は古き伝統を拒むせっかちな自由人です。
スポーツ万能で遊びならなんでもござれの典型的な遊び人間、好奇心も旺盛で行動力・前進力には素晴らしいものがあります。

マイペースとせっかち、これは異質な性格です。
またプライドが高いのとどんな異性にでも声をかける節操のなさ、これも異質な性格です。
でも、衝動的な計画性のなさと遊び好きな性格、あるいは芸術的なひらめきの鋭さと好奇心の旺盛さ、と言ったこれらの資質は、まったく同じとは言わないまでもどこか共通するものがあるとは思いませんか。

すなわち、この二人はまったく異質な性格でありながら、どこか奥深い地下水脈でつながっているようなところがあるのです。
このような微妙なニュアンスの相性が二人を惹きつけ、玉の輿に乗せたり一夜にしてシンデレラボーイになるカップルを生み出すのです。

しかし、地下水脈で通じ合っているとは言え本質的には異質な人間なのです。
新鮮な感動が色褪せてくると金星人は火星人を「なんだ結局はアイデアだけで実行力の伴わない口先人間ではないか」と思うでしょうし、逆に火星人は金星人を「そっちこそ所詮はただの遊び好きのお調子者、品性のかけらもない薄っぺらな人間ではないか」と思うでしょう。

すなわち、出会ったばかりのころはともかく、お互いが見えてくると喜ぶことも悲しむ内容も異なってくる相性です。
一般的には時間の経過とともにお互いが知り合い、知り合う中身が濃くなるにつれて理解も深まるものなのですが、この組合わせの場合は時間の経過とともにおたがいの性質の違いが徐々に露わになってきます。
したがって、この組合わせの夫婦は出会いの時点の華やかさにくらべ結末が淋しいことが少なくありません。

金星人 vs 天王星人

金星人というのは“せっかちな自由主義者”いわゆる浮気大好きの遊び人間ですが、どいう相手とも付き合える適応力と明るくユーモラスな前進力はいろんな星人と理想的な相性を形作るようです。
この組合わせも、その例外ではありません。

まず、天王星人は金星人というパートナーを得ることによって前進力が加わり、優柔不断なロマンチストから脱却して人生の目標や方向をいち早く見いだすようになります。
グズ(天王星人)とせっかち(金星人)が出会い、せっかちにせかされてグズの歩き方が速まってくるわけです。
その結果、人生に後退がなくなり確実な前進が期待できるようになります。

一方の金星人は、天王星人の理性を超越したスケールの大きさに感化されて人間的な大きさが加わってきます。
この組合わせが結婚すると、多少気ぜわしいきらいはあるものの偕老同穴の理想的なカップルとなることでしょう。

もっとも第三者にはちょっと変わった夫婦に見えるかもしれません。
一見同棲ふうな夫婦、あるいはいつもファッショナブルでお金はなくても本人たちにとってはハッピーな家庭、または夫婦そろってボランティア活動に精を出したり、さらには夫婦の役割がすっかり逆転しているような感じの家庭など他人から見たら「おやッ」と思う印象を与えるカップルが少なくないのです。

しかし第三者がどう思おうと当人たちは気にするふうでもなく楽しく明るくマイペースで、それでいて人が訪ねて行きやすい家庭をつくります。
また子ども運にも恵まれ、この夫婦の間に生まれた子どもは個性と感情表現の豊かな子どもに育つことでしょう。

金星人 vs 木星人

家庭にドスンと安住し、保守的で頑固な木星人と逆にとても近代的で合理・合法的に進もうとする金星人。
この二人の出会いは最初のうちはいまひとつ噛み合いません。
おたがいに育ってきた世界が違うため、意見を交わしてもなかなか相容れられずかなり衝突するのです。

といって、だから悪い相性というわけではありません。
衝突はするがその衝突をこやしにし、衝突しながらお互いに研鑚し合って成長するという相性なのです。
換言すれば、出発点においては波瀾があるけれども時間の経過とともに相手の良さがわかり、また自分にないものを相手の中に発見して親交が深まっていくと言うある意味では理想的な相性のパターンの一つです。

むろん、時間の経過とともによくなる相性ですから、男女関係においては恋愛期間が長い“永すぎた春”になるほど「吉」。
知り合って即結婚という形の場合は往々にして相手のよさがわからないうちに離婚してしまうことが少なくありません。
ことに、年齢的に若い時期に結婚するとその傾向が強いでしょう。

ところでこの組合わせは“子孫の繁栄が約束される相性”でもあります。
若くして結婚した場合にはできるだけ早くお子さんを得られるよう努力してください。
最初は苦労がつきまといますが、夫婦生活が長くなるにつれて穏やかな笑顔の絶えない家庭になり、やがて二人の間に生まれた子どもがあなたたちに人もうらやむような収穫を持ち帰ってくれるでしょう。

そういう意味でこの組合わせの相性は“初めチョロチョロ、中パッパ、赤児泣くともフタ取るな”。
多少の波瀾があっても辛抱し、気を通わせつづけることが大事なのです。

金星人 vs 水星人

もしあなたが水星人なら金星人を、金星人なら水星人を金のワラジを履いてでもさがし求めるようおすすめします。
この相性は自分たち一代のエネルギーを最大限に爆発させ、人生を燃焼しつくせると言う、それほど素晴らしいベストカップルなのです。

水星人は“初代運”の星回りです。
親の庇護から独立して成功する運勢を持っています。
一方金星人は古き伝統を拒み新しい遊びや新しい事業、新しい境地を切り拓く力にずば抜けたものを持っています。
この二人が一緒になれば文字どおり既成の概念にとらわれない、まったく新しいベンチャービジネスを創り出す可能性があるのです。

この組合わせは二つの星の持っている性格、特性を見ても類いまれな前進性、進取性、発展性を持っています。
この二人が出会うと相性の同化作用により、水星人のキラキラした輝きやクールな利己主義が金星人の持ちまえの明るさとユニークさで、やわらかく真綿で包まれほのぼのとしたムードに変わっていきます。
その結果、このカップルは庶民性の中に気品ある明るさを備えた理想型となるのです。

換言すれば両方の生な感じが中和されて中間色的なやわらかい色彩となり、人生にある種の安定したリズムが生まれます。
若い時代は質素でも、老後は精神的にも物質的にも華やかで豊かな家庭となることでしょう。

ただ一つ欠点をさがすとすれば、性急な突進力が薄れるために短期間の勝負は向かなくなることです。
また、水星人の初代運の影響を受け金星人の生まれつき備わっている目上の人に引き立てられたり援助を受けたりする運気が消滅します。
ものごとすべてを自分たちの努力だけで切り拓いていくために、必然的に収穫までにはそれなりの時間を要します。