土星人との相性

土星人 vs 土星人

土星人は“天上の星”に住み、精神を重んじる理想主義者です。
したがって、この組合わせはひじょうにデリケートな相性になります。
この組合わせは、上役と部下、主人と補佐役、といったような、いわゆる実利を追求するような上下関係では、まずうまくいきません。

逆にいえば、友人的な対等の関係、あるいは精神的な絆に結ばれた師弟関係においては、最高の結果を生み出します。
ともに運命を語り、たがいに心を慰め合うという間柄になれば、必然的に精神の向上を図ることができるいいカップルなのです。

もちろん、結婚しても、二人はともに対等な関係でなければなりません。
おたがいに節度を守った関係が、土星人同士の組合わせには必要なのです。
しかも、土星人同士の夫婦の場合、子どもがいないほうがうまくいくのですが、いる場合でも夫と妻の二人だけの世界をできるだけ持つようにすることにより、子どもがいることでもたらされる悪影響は、最低限に抑えられます。

土星人同士がぶつかり合うと、たがいの精神面のエネルギーがぶつかり合って、まったく現実離れした空理空論ばかりで激しく応酬することになります。
もちろん、そこからはなんの利益も生まれません。
夫婦ならば、食べっぱなしで洗ってもいない食器が転がる部屋の中で、二人が朝から愚にもつかぬ議論をしている、という光景が目に浮かびます。

とくに、この組合わせは、事業をともにするには向きません。
土星人は、もともと浮世離れした精神の世界に住んでいます。
お金儲けのもっとも下手な星回りなのです。そのお金儲けの下手な土星人が何人、何十人集まったところで、いい算段などつくはずもありません。

土星人同士の男女が家庭を築く場合も、お金のことは忘れて、ボランティアや奉仕活動に喜びを見いだし、“清く、貧しく、美しく”を覚悟の上で夫婦になるとよいでしょう。

土星人 vs 金星人

この組合わせは、ちょうど大人と子どもが一緒になったような相関関係になります。
もちろん大人は土星人で、金星人が子どもです。金星人の子どもっぽい行動を、精神の世界にいる土星人がやさしくいましめてあげる。
そんな構図が、すぐに頭に浮かんできます。

また逆に、金星人は現実主義者で、足が地についた生き方をしています。
それに対して、土星人は精神の世界に住んでいて、現実から遊離する傾向があります。
すなわち、現実の人間社会にあっては、金星人が大人で、土星人が子ども、というふうにもいえるわけです。

そういう意味で、このカップルは素晴らしいの一語に尽きます。
男女の年齢や人生経験、精神的な修養度、稼ぎなどのいろいろな要素によって、土星人が上位にきたり、逆に金星人が上位にきたりと、そのときどきで変わるでしょう。

元来、金星人は要領がよすぎて上っ調子なため、人間が軽い印象を受けますが、土星人と組むことにより、人間的な重みが加わります。
また、名誉より実利を優先してきた金星人の内面に、名誉欲が生じ、適度な節度と品格が備わるでしょう。
すなわち、金星人は土星人によって、精神面の充実が図られるわけです。

一方土星人はというと、潔癖なあまり“武士は食わねど高楊枝”的な、融通が利かない性格が金星人の運気を吸収することにより、現実的な広がりと適応力を持ってきます。
俗に、事業で成功した人や会社には、この金星人と土星人の主従関係、社長と補佐役の組合わせが、とても多いと言われています。

むろん、家庭においても申し分ない相性です。
あえて付け加えれば、家庭では、金星人が主導権を握るとよりベターでしょう。
男性と女性ならば土星人が女性のほうがよりよいはずです。
しかし金星人が女性であっても、その場合は女房主導の内助の功が働きますから、これはこれでいい相性の夫婦になります。

土星人 vs 火星人

理想主義者で“精神の星”に住む土星人と、プライド高く、“知恵の星”に住む火星人、この二人は、よく似ているようですが、その実似て非なる間柄です。なぜなら土星人は頑固一徹で、こうと決めたことは意地でもやり抜こうとします。
ところが火星人は、そのときの心の持ちよう、気分しだいで、朝令暮改など当たりまえのフィーリング人間です。
したがって、この二人の相性も、じつに複雑な様相を呈します。

会社などで火星人が土星人をパートナーに得ることにより社会的な地位、肩書、経済的な収入、人間的な評価のすべての面が、本人も驚くほどのスピードで、「あれよ、あれよ」という間に一気に高まっていくことがあります。
しかし、反面で、空中分解して地位や名誉や財産はもちろん生活基盤や、へたをすると命までも失いかねない危険性も含んだ相性です。

土星人が火星人を仕事のパートナーに選ぶと、現実面での進展がまったくなくなる可能性があります。
会社で、土星人と火星人が上司と部下になったら、おたがいに屁理屈をこね合い愚にもつかない議論を延々と重ねる関係になりがちなのです。

土星人も火星人も精神的な自分の世界を持った人たちです。
ですから、土星人は自分の言うことはつねにベストだと押しつけてくる。
が、火星人もそれに対抗して自分なりの基準を持ち出し、何か一言言い返さないと気がすまないという感じで反発をする
はたから見ると「またやっているな」といった感じの、その程度の内容なのですが、ともに頑固者とプライド人間ですから一歩も引かずに張り合うわけです。

それでも、土星人のほうが上の立場にいる場合は、まだ救いがあります。
火星人が上の場合は悲惨です。ワンマンな火星人は理屈っぽい土星人を徹底的に叩きつぶそうとするため、はたから見ておれないという関係になります。
ただ、議論自体は、この二人には必要なのです。
たがいに、よき人生の評論家という部分があるため火星人は品格や高尚さを身につけ、逆に土星人は理性や知性を磨き、おたがいに精神面を高め合うという効用があります。

とはいえ、この組合わせは現実面での実りを期待できる相性とは、とても言えません。
夫婦というのは精神面を高め合うことももちろん必要ですが、それだけで現実の生活をやっていくということは困難です。
ですから、結婚の相手としては、考え直したほうがよいのではないかと思います。

土星人 vs 天王星人

このカップルは知り合って即結婚という形にはなかなかいきません。
それは、この二人が育ってきた世界の運気が文字どおり天と地ほども違うからです。

天王星人はとても愛情が深く快楽主義的な傾向があります。
ときにはひじょうにわがままで気まぐれに振る舞うこともあるでしょう。
一方、土星人は、けじめをはっきりつけなければ気のすまない責任感の強いタイプです。
感情に流される天王星人と理性が先行する土星人。
ルーズな天王星人と、プライドの高い土星人、二人はこのように、まったく違う運気のもとに育っているのです。

ですから、知り合っても最初のうちはなかなかおたがいを理解し合えません。
相手の立場になって物が考えられるようになるまでに三年〜五年の助走期間が必要でしょう。
天王星人と土星人の組合わせは、まず三分の二がこの時期に相手と自分の間をへだてている壁を乗り越えられないまま「やはり住む世界が違ったんだわ」といって諦めていきます。

ところが、残りの三分の一は、この壁を乗り越えるのです。
乗り越えるだけでなく、たがいの愛を暖め合い育て合うという、とてもいい相性の気を行き通わせます。
天王星人は土星人の高貴・高尚な精神の世界につねにあこがれを抱いており、また土星人は土星人で天王星人の生き方をみて「あれぐらいざっくばらんに生きられたらいいだろうなぁ」と考えているのです。

すなわち、おたがいに惹かれるものを感じ合っていたわけです。
しかも、自分にないものを持っている相手に尊敬と羨望の念を寄せていたのです
問題は、その二人の間に壁があった、それを乗り越えた三分の一のカップルにとってはこれほど素晴らしい相性はないということになります。

ただし、ある程度の助走期間が必要ということは総じて晩婚カップルになりがちです。
若年期の人間的に成長途中の段階で結婚すると、別離の危険度が高い反面、ある程度酸いも甘いもわかる一定の年輪を経たカップルや、再婚同士のようなカップルなら、おたがいに相手を向上させ合う、とてもよい相性です。

土星人 vs 木星人

この組合わせは土星人の育った家庭や、歩んできた半生がどうであるかによって二人の将来も、大きく違ってきます。
そういう意味でこの組合わせの相性はとても複雑です。
たとえば、土星人が家柄のしっかりした家庭の出であればこの二人の組合わせは、逆に大衆的・下町的な気が漂う相性となります。
一方、土星人が家柄も普通でしかも、そこから独立している場合にはこの二人の相性は高貴・高尚に転じていくのです。

もし木星人が庶民的なぬくもりのある家庭を築きたければ家柄のしっかりした家庭の土星人の娘さん(息子さん)と結婚しなさい。
逆に、精神的に厳格さのただよう家庭を作りたければ家柄などどうでもよく、とにかく一匹狼でやってきたような土星人の女性(男性)と一緒になりなさいと言えるのです。

しかし、どちらをとるかは木星人の考え方の問題であるとしてもこの二人の結びつき自体はとても吸引力の強いものです。
お互いがお互いを高め合う相性と言えるでしょう。

が、それでも大きな問題があります。
そういう、互いに相手を高め合ういい相性となるのは二人が文字どおり“二人だけの世界”に住んだときです。
これに親や子、親類縁者、兄弟、友人など、いわゆる不純な要因、俗に言う“雑音”が入ってくるとこの二人の間で気を通い合わせることは大変困難になるのです。

見方を変えれば、この二人のどちらかが友人を大切にする人なら、その友人があなたたち二人の世界を壊す邪魔者になる恐れがあります。
現代社会は、「隣は何をする人ぞ」という具合に個人主義に徹しきろうと思えば徹しきれなくもなく、その場合には二人だけの夢の世界ができあがります。
しかしそれも子どもができるまでの話。
子どもができると、その子が二人の間にただよい合う気を掻き乱す原因になるのですから、問題はやっかいです。

この組合わせのカップルは、ときには子どものいない日をつくるとか、またふだんの日でも子どもを早く寝かせつけて一緒に音楽会や映画鑑賞に出かけるなどできるだけ“二人の時間”をつくるような努力をしなければいけません。

土星人 vs 水星人

この組合わせの相性は、水星人主導型 <水星人→土星人>の場合と逆に、土星人主導型<土星人→水星人>の場合とで多少、ニュアンスが違ってきます。
土星人は形のない心の世界に住んでいるため、現実の世界ではいわゆる“はみ出し者”的なところがあります。
そう言うはみ出し者と、クールな利己主義の水星人とが交わるわけですから二人を包む気(運気)は、まさに波乱万丈、浮き沈みの激しい濁流のような激しい様相を呈します。

その結果、この二人が一緒になるとものすごく巨大なエネルギーが湧きあがり、大きな仕事をなしとげる可能性があります。
ただし逆に二人がともに性急すぎてブレーキをかける役がおらず、しかも双方で競い合うためどちらかが倒れる恐れが出てきます。
また、この組合わせが水星人主導型で恋愛関係に入ると、二人の愛は一気に燃え上がり短時間のうちに燃え尽きるという激しい恋をするでしょう。

さらに夫婦関係では、どんなにいい関係に見えても一度争ったらもうやめられない止まらない。
とにかく行き着くところ(離婚)まで行かなければ収まらないということになります。
フルスピードでアツくなる灼熱の恋もある代わりにその恋の冷め方もまた“坂道を転げ落ちる”という形容がぴったりの関係となるわけです。

ですから、長い人生設計が必要な結婚を考えるときには水星人主導の結婚は、あまりおすすめできません。
しっとりとした家庭生活などは望むべくもありませんので、水星人は土星人に不満を抱くことが多くなります。
そして水星人の意思が強く働いたとき二人は別離、離婚という結末を迎えるでしょう。

一方、土星人主導の場合はというと土星人は高貴・高尚な世界に住み、庶民的な世渡りが下手なのです。
それが水星人をパートナーに選ぶことによって水星人の利ざとく事業運の強い、すなわち大地に足がしっかりついた生き方が加味されますから物の考え方・行動力に現実的な前進性が生まれます。
また、水星人の柔軟性に感化されて土星人の偏屈なまでの頑固さや潔癖性が薄れますので人間的な幅も出てきます。

むろん、人間的に軽くなる傾向は否めませんが、それにしてもこのせちがらい世の中を渡り歩くための適応力がつく点では、土星人にとって水星人はよきパートナーといえるでしょう。